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本当はわかっているのでしょう?
私が何を求めているのか。
わかっていて、それでもあなたはそれに応えない。
あなたは嘘を吐かないものね。
その一瞬の逡巡を、私は知っている。
迷いのあとに、私は嘘を吐くことを選び、あなたは嘘を吐かないことを選んだ。
それだけのこと。
私は傷つけないために嘘を選び、あなたは傷つけないために灰色を選んだ。
それだけのこと。
偽物でもいいから欲しいなんて、望んではいないけれど。
あなたが与えてくれないかぎり、私は決して信じることはない。
あなたは慎重にことばを選んでいる。
選んで発されたことばの表面しか見ないほど私も愚かじゃない。
そうね、私はあなたのもの。間違いなくね。
だけど、あなたは私のものじゃない。そうでしょう?
私が少しずつ冷めていっているのがわかる?
すくなくとも、あの頃よりはずっと冷静になっているのが。
そうならなければ、私は保たないから。
あなたの一挙一動に傷つき続けるには、私は弱すぎる。
傷つかないようにするしかないでしょう?
あなたに夢中でいつづけられるほど、私は頑丈じゃないから。
あなたが灰色でいつづけるかぎり、私の温度は下がっていく。
私を壊すのが目的なら、どうぞこのまま続けたらいい。
そうでないなら、そろそろ選んで。
傷つけないための誤魔化しなど要らないから。
愛してくれているの?愛してなどいないの?
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